サステナビリティと責任

当社のサステナビリティコンセプトの柱のひとつは、資源を大切に使うことです。当社はこの目的のために、DIN EN ISO 50001に準拠したエネルギー管理システムを導入しています。このシステムは、法的要件の遵守だけでなく、エネルギーパフォーマンスの継続的な改善も含んでいます。戦略上および運用上のエネルギー目標を定期的に見直すことで、私たちはゴールを見失うことなく取り組んでいます。

現在の事業再編の過程で、当社の測定コンセプトを包括的に再計画することにより、将来的にはさらに透明性が高く、より正確で、より目標志向の測定ができるでしょう。

当社の目標は、必要なエネルギーの60％を再生可能な資源から調達することです。当社は、必要なエネルギー全体の削減に努めています。例えば、2019年には、家具用鋲の電気メッキ工場を解体し、塗装工程に変更しました。

その他の省エネ対策：

• コージェネレーション（CHP）による局所暖房の使用
• 高周波焼入れ部門にオープンエアクーラーを設置し、冷房を不要に
• 再生焼却炉からの廃熱利用
• 最新鋭のビルマネジメントシステムを発電に活用
• リークテストによる圧縮空気の削減

当社のサステナビリティ戦略は、エコロジー的な側面に限定されるものではありません。社会的責任も自覚しています。そのため、当社は地域の団体や組織を支援し、学校の授業や幼稚園、その他の施設に、HEICOとの協力による実習の機会を提供しています。Ense-Höingenの社屋にあるHEICOの動物園は、老若男女が楽しめる教育的な冒険の場となっています。

サステナビリティは、継続的な研修プログラムにも反映されています。毎年、若者に魅力的な研修の場を提供するだけでなく、有益で専門的な研修プログラムを通じて、社員にも研修を行っています。

会社にとって、従業員の健康は重要です。そのため、包括的な労働安全衛生は、当社の最優先事項の一つです。従業員の健康を守り、業務に関連する病気を予防するために、一般的な安全衛生、労働時間や休憩に関する規則を遵守しています。

環境と資源の責任ある利用は、製品開発およびプロセス設計における当社の哲学です。そのため、HEICO Umformtechnik GmbHは、ISO 14001の認証も取得しています。

この認証により、当社は、最初のステップから最後のステップまで、より持続可能で環境に優しい生産を行うことを使命としました。例えば、原材料が一定の基準を満たさなければならない購買から始まり、生産における石油など環境に有害な物質の削減、廃棄物の削減など、持続可能性のコンセプトは、製品のライフサイクル全体に及んでいます。

ISO14001の認証取得によって、より持続可能な未来に向けて新たな一歩を踏み出したことを嬉しく思います。